![]() 花は春を知らせてくれる。木蓮が咲く頃になると山里もようやく暖かな春となる。まもなく山は淡い緑に包まれ山桜が咲く。花の知らせはまだまだ続く。 ![]() あたたかな日のさくらんぼ畑。人影はなくただのんびりとしている。小屋の屋根は向こうの山と重なり山形らしい風景。振り返れば遠く月山が白く浮かんでいる。 2010年4月26日 撮影 ![]() 国道沿いから見える気になる畑があった。実際に行ってみると思った以上に奥行きがある。山に沿って畑が奥へ奥へと広がっていく。それぞれの畑には納屋があり、それらはみな簡素な作りだが見ていて飽きないものだった。 2009年11月30日 撮影 ![]() 祖母の家からの道。今はなくなってしまったが右側に池があった。 夏は銀ヤンマを追い、冬は氷にのって遊んだ。 夏の夜には池から山に向けて「ふるだびっき」の大行進があった。 ふるだびっき / ウシガエル 2004年8月20日 撮影 ![]() 川沿いに小さな集落がある。子供の頃からよく釣りに来た。 しかし、それは子供の釣りではなく、車で2時間以上かけて訪れる場所だ。 (友人の父と、友人3人で釣りをしに来た。) 田舎に育った私であってもこの川(集落)の雰囲気は、特に山村を感じるものだった。 水は澄み、魚は美しく、よく釣れた。先に見える橋は川向こうの寺への参道へと続いている。 2005年7月25日 撮影 ![]() 大井沢を訪れるたびに、ここの花が咲くのを楽しみにしている。 道路沿いの納屋の脇に、だれかが植えた花。 雪深いこの土地に住むその人にとって、この花が咲く喜びは私の思うよりもずっと大きなものだろう。 4月。この花が咲くのは2ヶ月先の事。今はまだ深い雪の中にある。 2010年4月7日 ![]() ここは私の祖母が住んでいた家。 私の生家ではないが、母はこの家で育った。 私の住んでいたところからは車で15分ほどで幼少の頃より遊びにいった。 茅葺きの話 茅葺きとはその名の通り屋根に茅(ススキなど)を葺いたものである。 いかにも山村らしい風景を作り出してくれる茅葺きであるが、その維持は容易ではない。 子供の頃に屋根葺きを見た。古い茅がはずされ骨組みだけになった屋根に新しい茅を葺いていく。 屋根の上にいる人は落ちないのかと心配だった。祖母は真新しくなった屋根におおかた満足をしていたが、仕上げの部分についてあれこれと不満を漏らしていた。子供の私にはわからなかったが、茅を切って、叩いて軒を整える技術が昔より落ちたのだという。そうはいっても葺き替えられた屋根は空によく映えた。季節はいつのことだったか覚えていないが、さわやかな日だった。 2004年8月20日 撮影 この記事についての関連記事はこちらです。 < 前のページ次のページ >
|
山村の風景を綴ります。
| ||||